なくてはならないDropbox
ThinkpadX40にKNOPPIX6.2をインストールしてから、まずトラックポイントの中ボタンスクロールを設定した。次にFlashplayerをインストールした。3番目にやったのが、Dropboxのインストールだ。
Dropboxというのは、複数のパソコンやOSのあいだで同一のフォルダを共有できるツールだ。一つのパソコンでDropboxのフォルダに何か変更を加えると、インターネットに接続を通じてほかのパソコンのDropboxフォルダが同期される。
たとえば職場と自宅で同じファイルを使って作業している場合、両方のパソコンにDropboxをインストールしておけば、そのファイルをノートパソコンやUSBメモリで持ち運ぶ必要がなくなる。職場のパソコン[1]のDropboxフォルダに保存したファイルは、自宅のパソコンのDropboxフォルダから取り出すことができる。インターネットに接続している自分のパソコンであれば、どのパソコンでも同じファイルの入ったDropboxフォルダを開くことができるのだ。さらに、dropbox.comにアクセスすれば、Dropboxがインストールされていないパソコンからでも自分のDropboxフォルダを開くことができる。
WindowsパソコンでのDropboxのインストールと使い方は、ほとんど直感的にできる。アカウントを作ると、無料で2GBのフォルダが使えるようになる。ほかのユーザからの紹介で登録した場合は、250MB容量を増やしてもらえる。紹介したユーザの容量も増える。下のリンクはわたしからの紹介だ。まだ使っていない人がいたら、ここからアカウントを作ってDropboxをインストールしてみませんか。
Welcome to Dropbox!
リンクからDropboxをインストールしてくださった方、ありがとうございました。Happy syncing! (追記 2010年8月9日)
KNOPPIXにDropboxをインストール
以下の記述については、修正しなくてはならない箇所が多いので、次回の記事で簡潔にまとめ直すことにしたい。(追記 2010年8月2日)
DropboxにはLinux版もある。UbuntuとFedoraなら、専用のインストールファイルがあるので簡単そうだ。KNOPPIXでは、多少手間はかかったが、以下のようにインストールすることができた。
1.dropbox.pyのダウンロード
~$ wget –no-check-certificate https://www.dropbox.com/download?dl=packages/dropbox.py
かならずしもwgetコマンドでダウンロードしなければならないわけではない。とにかくdropbox.pyをダウンロードすればよい。検索すればdropbox.comで見つかる。同じような機能で別の名前のついたpyファイルを試してみるのもいいかもしれない。ともかくdropbox.pyをダウンロードして、ホームディレクトリ/home/knoppixに保存した。
2.dropbox.pyの属性変更
~$ chmod 755 dropbox.py
dropbox.pyをdropboxコマンドとして使うために、実行可能にした。下のlsコマンドでchmodコマンド前後での属性の変化を確認しておくとよい。
~$ ls -l dropbox.py
3.dropbox.pyをdropboxコマンドに変更 [修正a]
~$ su
~# mv dropbox.py /usr/local/bin/dropbox
ホームディレクトリのdropbox.pyファイルを/usr/local/binディレクトリへ移動し、さらにファイル名をdropboxに変更している。これがdropboxコマンドだ。保存場所は、必ずしも/usr/local/binである必要はない。コマンドのオプションを確認しておこう。
~$ dropbox help
4.Dropboxのインストール
~$ dropbox start -i
これで小さなポップアップが開き、OKをクリックすると自動的にDropboxがダウンロードされて、下のような「Welcome to Dropbox」の画面が出る。

すでにDropboxのアカウントがあるものとしよう。次の画面では、登録したEmailアドレスとパスワードを入れる。次に2GB Freeを選ぶ。最終的に「That’s It!」の画面になるので、「I want to choose where to put my Dropbox folder」を選んで、Dropboxフォルダの保存場所を確認する。デフォルトで/home/knoppix/Dropboxになっていたので、OKで完了した。
いつのまにかインストールされたGNOMEのファイルマネージャNautilus 2.28.1が起動する。もしかすると端末にNautilus関連のエラーが出るかもしれないが、気にしなくてよい。端末のプロンプトは[Ctrl]+[c]で返ってくる。しばらく様子を見るつもりだが、NautilusはKNOPPIXの標準のアプリケーションではないので、慎重に扱った方がいい。ただでさえNautilusは重くて評判が悪い。端末からDropboxフォルダを操作するのにこしたことはない。Nautilusをアンインストールして、かわりにPCManファイルマネージャをNautilusのリンクをつけて使うという方法もあるようだが、PCManではDropboxの右クリックメニューが出ないかもしれない。
5.Dropboxの自動起動 [修正b]
# vi /etc/rc.local
viなどで/etc/rc.localファイルを編集し、末尾に次の一行を追加する。
/usr/local/bin/dropbox start
dropbox startだけでも動くはずだが、rc.localファイルにはコマンドのフルパスを書いておいた方がよろしいらしい。dropboxコマンドの保存場所によっては、行頭にsudoを付け足す必要がある。
以上の方法なら、たいていのDebian系のLinuxOSでも同じようにできそうだ。あらかじめpythonがインストールされていることを確認されたい。
注
1^ 職場のパソコン
職場のパソコンもさまざまだろうが、わたしの職場では、管理者の権限を侵さないかぎりで、自分のアカウントのカスタマイズが黙認されている。WindowsのパソコンでProgram Filesにアプリケーションをインストールするためには管理者の権限が必要だが、Dropboxはマイドキュメントみたいなところにもインストールできるのだ。ただし、管理者がその気になればパスワードなどを調べることもできるはずなので、あまり人に見られたくないものや重要なものを置くわけにはいかない。
修正点
KNOPPIXを再起動したら、Dropboxの様子が変化していた。
a^ ホームディレクトリにbinというディレクトリができて、その中にdropboxコマンドができている。下のようにパスが確認されたので、はじめに作った/usr/local/binのdropboxコマンドの方は削除してもだいじょうぶだ。
$ which dropbox
/home/knoppix/bin/dropbox
つまり、はじめから/home/knoppix/bin/dropboxを作るのがのぞましい。実は参考にした記事ではそうしていたのだが、ホームディレクトリにパスを通していいものか迷ってそうしなかった。
さらにホームディレクトリの隠しファイルを表示すると、.dropboxとか.dropbox-distとかいうディレクトリができている。何度か探したときにはたしかに存在しなかったのに、いつできたのだろう。
~$ ls -a
b^ このままでは自動起動もしないので、dropboxコマンドの新しいパスに合わせて、/etc/rc.localファイルを訂正しなくてはならない。
# vi /etc/rc.local
……
/home/knoppix/bin/dropbox start
* 自動起動については、パスを修正してもうまくいかないので、再検討しなければならない。(追記 2010年8月2日)
参考サイト
Dropbox for Linux
Dropbox Forums
dropbox.comi以外にもさまざまなサイトの記事を参考にした結果、この記事で紹介しているようなやり方になった。どこかにまったく同じ方法が書かれていたわけではない。したがって、おかしなことをやっている部分がほかにもあるかもしれない。参考にする人は気をつけてください。





