Archive for the ‘windows’ Category

TeraPadの文字カウント

Saturday, July 10th, 2010

このブログの記事の原稿は、たいていWindowsXPのデスクトップパソコンから、TeraPadというテキストエディタで書いている。以前WindowsでVIMを使おうという記事を書いたが、とっくに挫折した。

TeraPadには編集モードというものがあって、プログラムを書くときに便利そうだ。わたしはプログラムが書けない。このWordPressのブログはXHTMLやCSSに準拠しているが、わたしにはヘッダーやスタイルシートを編集する権限がない。しかし、記事内にタグを貼りつけるだけでも、HTMLモードにするとタグが色つきで表示されるので、たいへん見やすくなる。

TeraPadに文字カウントが必要になったので、それらしいツールをインストールした。

DELL OptiPlex GX270 Small Desktop
Windows XP Professional SP3
  ・TeraPad 0.91
     ・WideStrCounter 0.07
     ・文字列カウント For TeraPad 1.0
         ・mfc70.dll
         ・msvcr70.dll

WideStrCounterのインストール

1.ダウンロードしたフォルダごと、ProgramFilesのTeraPadのフォルダに入れる。
ほかの場所でもかまわない。

2.TeraPadの[ツール]>[ツールの設定]>[追加]から、[ツールの編集]を開いて設定する。

(1) 「名前」は、「文字カウント(&W)」とつけた。
名前に(&W)をつけると、ツールメニュー([Alt]+t)からショートカットキー(w)で文字カウントが実行できるようになる。

(2) 「実行ファイル」は、エクスプローラ画面からWSC.exeを選ぶ。

(3) 「コマンドラインパラメータ」は、「/m」にした。
ここに何かオプションを入れておかないと、文字数がカウントされない。

それ以外は設定しなくても使用できる。

文字列カウント For TeraPadのインストール

1.ダウンロードしたフォルダごと、ProgramFilesのTeraPadのフォルダに入れる。
ほかの場所でもかまわない。

2.TeraPadの[ツール]>[ツールの設定]>[追加]から、[ツールの編集]を開いて設定する。

(1) 「名前」は、「文字列カウント(&Q)」とつけた。
(&Q)は、WideStrCounterの設定の応用。

(2) 「実行ファイル」は、エクスプローラ画面からTeraCount.exeを選ぶ。

それ以外の設定は必要ない。

3.これでエラーが表示される場合、おそらくDLLファイルをインストールしなければならない。

(1) 次のメッセージが出たら、mfc70.dllをインストールする。

MFC70.DLLが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。

このことはREADMEにも書かれている。ただし、作者ホームページのリンクが切れているので、mfc70.dllを自分でさがさなければならない。ダウンロードしたmfc70.dllによっては、次のエラーメッセージが表示されるかもしれない。

アプリケーションまたはDLL C:¥WINDOWS¥system32¥MFC70.DLLは正しいWindowsイメージではありません。これをインストールディスクのファイルと照合してください。

dll-files.comからダウンロードしたDLLファイルでやったらうまくいった。

ダウンロードしたファイルを解凍してmfc70.dllを取り出し、C:¥WINDOWS¥system32に入れる。
¥マークは全角で代用している。Windowsの再起動はしなくてもだいじょうぶだった。

(2) 次のメッセージが出たら、msvcr70.dllを同じようにインストールする。

MSVCR70.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。


2010年7月10日 ▲ 


KNOPPIX6.2にVNC接続 (SSH転送)

Sunday, June 13th, 2010

WindowsXPからKNOPPIX6.2にリモート接続する方法として、VNCというものがある。SSHが端末で操作するのに対して、VNCではKNOPPIXのXウィンドウが表示されて、マウスカーソルで操作することができる。ただ、VNCにはセキュリティ上の不安[1]がある。そこで、暗号化されているSSHのトンネルを使ってVNC接続をしてみよう。


環境
NEC LaVie L LL750/2D
KNOPPIX 6.2
無線LANルータによる有線接続
openssh-server 1:5.1p1-5
x11vnc 0.9.8-2

DELL OptiPlex GX270 Small Desktop
Windows XP Professional SP3
同じ無線LANルータによる有線接続
TeraTerm 4.66
TightVNC 1.3.10


手順
1.SSHのインストールと接続
2.VNCのインストールと接続
3.SSH転送によるVNC接続


1.SSHのインストールと接続

別の記事で紹介したので省略(「KNOPPIX6.2にSSH2リモート接続」)


2.VNCのインストールと接続

(1)TightVNCのインストール[Windows側]

ダウンロードページ(日本語): sourceforge.jp
ダウンロードファイル: tightvnc-1.3.10-setup.exe
ダウンロードページ(英語): tightvnc.com

英語のダウンロードページtightvnc.comにはベータ版が出ているが、わたしは日本語サイトsourceforge.jpから、tightvnc-1.3.10-setup.exeをダウンロードした。

インストールで難しいところはない。WindowsからKNOPPIXに接続する場合、必要なのはTightVNC Viewerだけなので、TightVNC Serverはインストールしなくてもいいかもしれない。

(2)x11vncのインストール[KNOPPIX側]

VNCサーバとなるx11vncは、KNOPPIX6.2にはじめからインストールされている。バージョンを確認しておこう。

$ dpkg -l x11vnc
.
ii x11vnc  0.9.8-2  VNC server to allow remote access to an existing X session.

apt-cacheコマンドでアップデートを確認すると0.9.9-1というバージョンが表示されるが、アップデートはしていない。新しいバージョンと依存関係のあるlibc6をはじめとするライブラリファイルも同時にアップデートしなければならないので、収拾がつかなくなる可能性が高いからだ。

(3)x11vncのパスワード設定[KNOPPIX側]

パスワードなしでx11vncを起動すると、警告が表示される。この警告を表示させないオプションもあるようだが、パスワードはぜひとも設定しておきたい。(「パスワードの作り方、Google方式」journal.mycom.co.jp)

$ x11vnc -storepasswd
.
Enter VNC password:
Verify password:
Write password to /home/knoppix/.vnc/passwd? [y]/n

パスワードの保存先を確認してくるので、yを入力すればよい。

/home/knoppix/.vnc/passwdファイルには、入力したパスワードがそのまま書き込まれるわけではない。ホームディレクトリからviで開いてみると、[noeol][変換済]と表示されており、意味不明な記号が書かれている。viを閉じるには、:qと入力して[Enter]キー。

~$ vi .vnc/passwd  

~/.vnc/passwdファイルのパーミッションも確認しておこう。ユーザknoppixだけに読み書きが許可されているはずだ。

~$ ls -l .vnc
.
-rw——- 1 knoppix knoppix  ……  passwd

(4)x11vncの起動[KNOPPIX側]

x11vncのコマンドでx11vncサーバが起動するが、パスワードを使用するオプションをつける場合、次のように入力することになる。

$ x11vnc -rfbauth /home/knoppix/.vnc/passwd
.
The VNC desktop is Microknoppix:0
PORT=5900

いくら待っても端末にプロンプトが返ってこないのは、異常ではない。この状態からx11vncを終了するには、Ctrlキー+Cキー。

端末が使いたかったら、もう一つ起動すればよい。psコマンドで、x11vncのプロセスを確認しておこう。

$ ps aux | grep x11vnc
.
knoppix 3573 …… x11vnc -rfbauth /home/knoppix/.vnc/passwd

3573という数字はx11vncのプロセス番号で、その都度変化する。この番号から、root権限のkillコマンドで、x11vncを強制終了することもできる。

# kill -9 [プロセス番号]

nmapコマンドで、vnc接続用のTCPポートが開いたことを確認しよう。

$ nmap localhost
.
5900/tcp open vnc

なお、デフォルトのnmapコマンドでは、TCPのポートが表示されている。vncやsshはTCPの通信規格なので、それらのサーバが起動していればこのコマンドで表示されるのだが、たとえばUDPのポート状況を確認するためには、別のオプションをつける必要がある。

(5)x11vncの自動起動[KNOPPIX側]

前回記事のsshと同じ要領で、x11vncも自動起動の設定ができる。/etc/rc.localの末尾に、次の一行を追加すればよい。改行を入れてはならない。sudoは必要ない。

/usr/bin/x11vnc -rfbauth /home/knoppix/.vnc/passwd -auth /home/knoppix/.Xauthority -display :0 -allow 192.168.**** -forever
.

-allow 192.168.****のアスタリスクの部分は、実際にはプライベートIPアドレスの数字が入っている。-allowは、特定のIPアドレスのクライアントからの接続だけを許可するという、強力なオプションだ。

-foreverオプションは、vnc接続を切断してもx11vncサーバが停止しなくなる。

-displayオプションは、なくても問題なさそうだが、起動がスムーズでまちがいがなくなる。

-authオプションは、エラーメッセージが出たときにその指示に従ってつけ足したものだ。

11xvncのオプションについては、manコマンドで長大なマニュアルページの解説を読むことができる。

$ man x11vnc

長いオプションを毎回入力するのはたしかに面倒なことだ。しかし、たいして必要がないのにx11vncの自動起動を設定しておくのは、セキュリティ上好ましいことではない。vnc接続をひと通りためして満足したら、行頭に#をつけてコメントアウトしておこう。

(6)オプション入力の省略[KNOPPIX側]

/etc/rc.localに頼らなくても、ユーザのホームディレクトリに.x11vncrcというファイルを作り、そこに必要なオプションを書いておけば、オプションを毎回入力する必要がなくなる。このことは、x11vncのマニュアルページの最初の方に書かれている。次のようにviで新規ファイルを作成し、そのまま編集する。

~$ vi .x11vncrc
.
i     ・・・ここから編集(挿入)モード
.
rfbauth /root/.vnc/passwd
auth /home/knoppix/.Xauthority
display :0
allow 192.168.****
forever
.
[Esc]   ・・・ここからコマンドモード
:wq

さきほど/etc/rc.localでは一行にまとめたオプションを、/home/knoppix/.x11vncrcではオプションごとに改行して書き出している。オプションの頭のハイフンは、つけてもつけなくてもよい。

これでVNCサーバが簡単に起動できるようになった。

$ x11vnc

なお、.x11vncrcファイルで設定したオプションを無効にしてx11vncを起動したいときには、端末でx11vncコマンドを入力するときに、-norcというオプションをつければよい。

(7)TightVNC接続[Windows側]

KNOPPIX側でx11vncが起動していることを確認した上で、TightVNC Viewerを起動する。

[VNC server]のボックスにKNOPPIXのローカル[グローバル]IPアドレスを入れて、[Connect]ボタンを押す。設定がうまくできていれば[Password]のボックスがあらわれるので、x11vncのパスワードを入力して[OK]する。すると、Microknoppix:0というウィンドウがあらわれ、KNOPPIXのXウィンドウの画面が表示される。


^ SSH転送によるVNC接続

(1)SSH転送の設定

まず、TeraTermを起動する。接続はキャンセルする。TeraTermVTのウィンドウのメニューの[設定]から[SSH転送]>[追加]で下の図のようなウィンドウが開くので、以下の要領で入力する。

[ローカルのポート]に入れる番号は、[ポート]に入れる番号と同じでいいみたいだ。

[リモート側ホスト]には、KNOPPIX自身のIPアドレスを入力する。x11vncサーバからみるとVNCサーバは同じマシンにあるので、自分自身を転送先アドレスにしてx11vnc用の5900番のポートに転送をおこなう、という意味の設定のようだ。

[ポート]には、x11vncを起動したときに表示されるポート番号を入れる。デフォルトで5900だ。ディスプレイ番号が0以外の場合、その数字をここに足さなければならないかもしれないのだが、x11vncは二重に起動したりしないかぎりディスプレイ番号が0になるので関係ない。

[OK]で、TeraTermVT以外のウィンドウを閉じる。

(2)設定の保存

以上の設定を、TeraTermVTのメニューの[設定]から[設定の保存]>[保存]で、TeratermフォルダのTERATERM.INIというファイルに保存する。

(3)SSH転送によるVNC接続

KNOPPIXにx11vncが起動しており、TightVNCの接続はしていないという状態を確認する。x11vncを起動するとき、もしも-allowオプションがあったら切っておくこと。さもないと-allowオプションの威力を思い知らされることになる。

x11vncは、sshのTeraTermVT端末から起動することもできる。しかし、そうすると端末にプロンプトが返ってこないので、x11vncを起動している間TeraTermVTが使えないことになり、それなりに不便だ。ssh転送を使うのならx11vncの自動起動は有効にしてもいいということにしよう。

まず、ssh接続していることを確認する。続いてTightVNC Viewerを起動して、vnc接続をする。

[VNC server]のボックスには、さきほど[SSH転送]で設定したのと同じKNOPPIX自身のIPアドレス127.0.0.1を入れる。ここで2(7)のようにKNOPIXのローカル[グローバル]IPアドレスを入力しても接続できるが、それではただのvnc接続になってしまう。くれぐれも注意したいところだ。

[Connect]をクリックして、x11vncのパスワードを入力すると、ssh経由のvnc接続がおこなわれる。

今後TightVNCだけで接続することはないだろうから、もしも/etc/rc.localや/home/knoppix/.x11vncrcに-allowオプションがあったら、次のように修正しておこう。なお、接続を許可するIPアドレスをコンマで追加することもできる。

-allow 127.0.0.1


注1 ^TightVNCのセキュリティ上の不安

TightVNCは、パスワードをDESという方式で暗号化して送信する。しかし、それ以外の通信内容は暗号化されない。したがって、インターネット上でTightVNC接続をおこなうことは危険をともなう。

How secure is TightVNC?

Although TightVNC encrypts VNC passwords sent over the net, the rest of the traffic is sent as is, unencrypted (for password encryption, VNC uses a DES-encrypted challenge-response scheme, where the password is limited by 8 characters, and the effective DES key length is 56 bits). So using TightVNC over the Internet can be a security risk.

「TightVNC Frequently Asked Questions」 tightvnc.com/faq.php

DESは今では多くの用途において安全ではないと見なされている。これは主に56ビットという鍵長が短すぎることに起因する。 … 近年、AES暗号に取って代わられた。

「DES(暗号)」ウィキペディア


参考サイト

「x11vnc: a VNC server for real X displays」 karlrunge.com/x11vnc/
「リモートのLinuxデスクトップをWindowsから操作する方法教えます」 builder.japan.zdnet.com(2010年3月8日)
「sshでポート・フォワーディングしてVNCを使う」 nhh.mo-blog.jp/ttt(2006年6月9日)
「Ubuntu7.04 にx11vncをインストールする」 チラシの裏にでも書いてろ な!(2007年9月22日)


2010年6月13日 ▲ 


KNOPPIX6.2にSSH2リモート接続

Sunday, June 6th, 2010

TeraTermというWindows用の端末ソフトを使って、HDDインストールしたKNOPPIX6.2にリモート接続することができた。WindowsXPとKNOPPIX6.2のパソコンは、ルータでつながっている。


注意
「ある痴れ者の日記」の記者は、パソコンのセキュリティについて十分な知識がありません。この記事を参考にする人の中にはパソコンにそれほど詳しくない方がいらっしゃると思いますが、SSHおよびパソコンのセキュリティについては、信頼できる情報元でじっくり調べるようにして下さい。リモートアクセス自体は簡単なものですが、セキュリティ上の危険が伴います。第三者がパソコンに侵入した場合、気づかないうちにデータを盗まれたり、ファイルが書きかえられてそれ以降もパソコンをコントロールされ、よそのパソコンに不法にアクセスする踏み台として利用されたりするようなことが起こりえます。つまり、他人にまで被害がおよぶ可能性もあるので、あらかじめ十分に調べて万全の対策をとって下さい。


環境
NEC LaVie L LL750/2D
KNOPPIX 6.2
無線LANルータによる有線接続
openssh-server 1:5.1p1-5

DELL OptiPlex GX270 Small Desktop
Windows XP Professional SP3
同じ無線LANルータによる有線接続
Tera Term 4.66


手順
A.KNOPPIX6.2の設定
1.必要なパッケージの確認
2.sshディレクトリの確認
3.鍵ファイルの生成
4.ファイルとディレクトリの属性変更
5.sshd_configの設定とsshの起動

.TeraTerm(WindowsXP)の設定
1.TeraTermのインストール
2.TeraTerm Menuの設定
3.SSH2リモート接続


A.KNOPPIX6.2の設定

1.必要なパッケージの確認

openssh-serverというパッケージにssh、sshdをはじめとする必要なファイルが含まれている。KNOPPIX6.2にはそれが最初からインストールされている。端末から次のようにしてバージョンを確認できる。

$ dpkg -l openssh-server
.
ii openssh-server 1:5.1p1-5 secure shell server, an rshd replacement

opensshの最新バージョンは5.5p1なので、アップデートするにこしたことはない。しかしapt-get upgradeではアップデートされなかったので、そのまま1:5.1p1-5を使うことにする。パッケージを個別にアップデートしようとすると、他のファイルとの依存関係の収拾がつかなくなってしまうからだ。OpenSSHの日本語サイトでバージョンアップの変更点に目を通しておく。古いバージョンでもセキュリティの重大な問題はなさそうだ。

2.sshディレクトリの確認

/etc/sshおよび/home/knoppix/.sshというディレクトリを確認する。

$ cd /etc/ssh
/etc/ssh$ ls
.
moduli  ssh_config  sshd_config

$ cd ~/
~$ ls -a
.

/home/knoppix/.ssh(~/.ssh)というディレクトリはまだ存在していないので、表示されなかった。

端末からmanコマンドで、sshやsshdのマニュアルを読むことができる。その中のFILESという項目に、関連するファイルについての説明がある。sshのマニュアルは、端末から次のようにして開く。開いたマニュアルページは、qのキーで閉じることができる。

$ man ssh

3.鍵ファイルの生成

鍵ファイルはユーザ権限で作る。

$ ssh-keygen
.
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/knoppix/.ssh/id_rsa):

保存場所をきかれるので、アドバイスされた通りに /home/knoppix/.ssh/id_rsa と打つ。すると、ホームディレクトリに.sshディレクトリが作られる。

Created directory ‘/home/knoppix/.ssh’.
Enter passphrase (empty for no passphrase):

さらにパスワードを入力するMcAfee「安全なパスワードの作り方」。shiremonoと入力してみたら、こんな風になった。

fingerprintもrandomartも、これからおこなう作業には関係がない。おもしろい図なので載せてみただけだ。鍵ファイルはTeraTermから生成することもできるようだが、端末でやるのが楽しい。パスワードによっては、アスキーアートみたいなものが生成されるのではないだろうか。なお、同じパスワードでssh-keygenをやり直してみると、その度ごとに異なる鍵ファイルが生成されて、randomartも変化する。

id_rasaがTeraTerm(クライアント)用の秘密鍵、Id_rsa.pubがKNOPPIX(サーバ)用の公開鍵になる。

~/.sshディレクトリの中身を確認してみよう。

$ cd ~/.ssh
~/.ssh$ ls
.
id_rsa  id_rsa.pub

秘密鍵のid_rsaファイルは、USBメモリなどでWindowsに移動して、適当な場所に保存する。KNOPPIXに残しておく必要はない。わたしはTeraTermをインストールしてできたteratermフォルダの中に、sshというフォルダを作って保存した[1]

公開鍵のid_rsa.pubは、authorized_keysという名前に変えて、同じ.sshディレクトリに保存する。id_rsa.pubファイルを残しておきたい場合、cpコマンドで次のようにする。残さなくてよければ(特に残しておく必要はない)、cpのかわりにmvコマンドを使えばよい。

~/.ssh$ cp id_rsa.pub authorized_keys

TeraTermで用いるSSH2という接続では、rsaではなくdsaという種類の鍵を使ってもよい。

dsaの鍵ペアは、次のようにして生成する。

$ ssh-keygen -t dsa

id_dsaをTeraTermの秘密鍵にする場合、id_dsa.pubをauthorized_keysにしなければならない。すでにid_rsaで作ったauthorized_keysファイルがあれば、次のようにして追加してもよい。

~/.ssh$ cat id_dsa.pub >> authorized_keys

4.ファイルとディレクトリの属性変更

authorized_keys(およびid_rsa.pub, id_dsa.pub)の属性(パーミッション)は、ユーザのみ読み書き可能にしておくことが望ましい(SSHD (8))。KNOPPIX6.2にはパスワードなしでログインできるので、意味がないという気がしてならないが、やっておくことにしよう。

まずls -lコマンドで属性を確認する。

~/.ssh$ ls -l
.
-rw-r–r– 1 knoppix knoppix …… authorized_keys
-rw-r–r– 1 knoppix knoppix …… id_dsa.pub
-rw-r–r– 1 knoppix knoppix …… id_rsa.pub

chmodコマンドで順に属性を変更する。

~/.ssh$ chmod 600 authorized_keys
~/.ssh$ chmod 600 id_dsa.pub
~/.ssh$ chmod 600 id_rsa.pub

.sshディレクトリについては、ユーザのみ読み書き実行を許可するのが望ましい。確認してみると、そうなっていた。

$ ls -al ~/
.
drwx—— 3 knoppix knoppix …… .ssh

さらに/home/knoppixのホームディレクトリを確認してみると、ユーザ以外には書き込み許可がなかったので、そのままにしておくことにする。

$ ls -l /home
.
drwxr-xr-x 33 knoppix knoppix …… knoppix

5.sshd_configの設定とsshの起動

設定ファイル/etc/ssh/sshd_configをroot権限で開いて設定をおこなう。

端末のままviで編集するには次の通り。

$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config

コマンドモード
:set nu       行番号を表示。
a(またはA,i,I)  編集(入力)モードに切りかえる。
:wq         上書き保存してviを終了。
:q           変更せずにviを終了。
.
編集(挿入)モード
Escキー       コマンドモードに切りかえる。

geditを開いて編集する場合は、次の通り。

$ sudo gedit /etc/ssh/sshd_config

[編集]>[設定]>[行番号]で、行番号が表示される。

sshd_configの編集のしかたについては、SSHD_CONFIG (5) のマニュアルページなどを参考にする。いくつかのサイトにそう書かれていたので、よく理解できないまま26行目の「PermitRootLogin」の値を「no」に変更しておいた。ここはセキュリティのために変更しておいた方がよさそうなところだ。

sshd_configを編集したら、sshを起動する。

$ sudo /etc/init.d/ssh start

すでにsshが起動していてsshd_configを編集した場合は、startのかわりにrestart。鍵ファイルを生成した後はじめてsshを起動すると、rsaとdsaのホストキーのペアがそれぞれ生成されて、/etc/sshディレクトリに保存される。sshディレクトリを確認しておこう

$ cd /etc/ssh
/etc/ssh$ ls
.
moduli  ssh_config  ssh_host_dsa_key  ssh_host_dsa_key.pub  ssh_host_rsa_key  ssh_host_rsa_key.pub  sshd_config

これらの新しく生成された鍵ファイルは、いじらなくていいようだ。どちらのホストキーのペアでもTeraTermからリモート接続できたが、おそらくそんな使い方をすべきではない。SSHD (8)のマニュアルページで属性が指定されているのでls -lコマンドで確認してみると、指定通りになっていた。


^ TeraTerm(WindowsXP)の設定

1.TeraTermのインストール

sourceforge.jpのサイトから、teraterm-4.66.exeをダウンロード、インストールする。

2.TeraTerm Menuの設定

TeraTermをフルインストールするといろいろなソフトがあって混乱するが、TeraTerm Menuで接続の設定ができる。TeraTerm Menuを起動するとタスクバーにアイコンが表示されるので、右クリックから[リスト編集]を開く。

[登録名]のところは適当でもいいのかもしれないが、[ホスト名]および[ユーザ名]にはKNOPPIX6.2の情報を正確に入力する。上の図の[登録名]と[ホスト名]の***の部分は、実際には数字が表示されている。

[ホスト名]のプライベートIPアドレスは、KNOPPIX端末から $ ifconfig で確認できる。外部から接続する場合には、おそらくグローバルIPアドレスを入力することになるのだろう。その場合、KNOPPIXのセキュリティ設定をもっと念入りにおこなう必要があるはずだ。

[パスワード]には、鍵ファイルを生成したときと同じものを入力する。セキュリティを重視するのであれば、空欄にしておく。リモート接続しようとするとパスワードを求められるので、そのとき入力すればよい。

[ttsshを使う]のチェックを確認する。

[鍵ファイル]には、KNOPPIXから持ってきたid_rsa(またはid_dsa)の秘密鍵を保存した場所を指示する。

すべて入力したら、左向き三角形のボタンで設定を登録する。

3.SSH2リモート接続

タスクバーのTeraTerm Menuアイコンの左クリックから、登録名の表示をクリックして、リモート接続する。うまくいけば、TeraTerm VT という端末に knoppix@Microknoppix:~$ のプロンプトがあらわれる。


注1 ^ XPファイルのセキュリティ設定

Windowsパソコンの使用環境によっては、秘密鍵(id_rsa、id_dsa)の管理にもっと気を配る必要がある。この記事の保存のしかたでは、Guestアカウントからでも鍵ファイルをコピーして持ち出すことができてしまう。コピーしたファイルは、[名前の変更]で.txtの拡張子をつければ、簡単に開くこともできる。

「ファイルのセキュリティ設定」atmarkit.co.jp(2001年11月23日)


参考サイト

「OpenSSH」openssh.org
「OpenSSH 日本語マニュアルページ」unixuser.org/~euske/doc/openssh/jman
「chmod – ファイルのアクセス権の変更」technique.sonots.com
「Debian SSHサーバとクライアントの設定」linux.net-japan.info
「Windows用定番SSHクライアント「Tera Term」の使い方」sourceforge.jp(2009年02月03日)
「sshでリモートで操作できるようにする。iPhoneからもUbuntuを遠隔操作可能に。」viva-ubuntu.com(2009年06月13日)


2010年6月6日 ▲ 


Windowsムービーメーカーの削除

Wednesday, April 7th, 2010

WindowsXP から Windowsムービーメーカーという不要なのアプリケーションをアンインストールしようとした。ところが、これがなかなかやっかいだった。Windowsムービーメーカーのサイズは 10.7Mb とたいして大きくもないのでほおっておいてもよいのだが、消せないとなんとかして消したくなるものだ。

コントロールパネルから 「プログラムの追加と削除」 で削除できるプログラムや Windowsコンポーネントのリストをみても、Windowsムービーメーカーは表示されていない。だから、そこからアンインストールすることはできない。インターネットで検索してみたところ、Windowsムービーメーカーは Program Files の Movie Maker のフォルダから直接削除すればよいものらしい。ためしに Movie Maker の中の wmm2ae.dll というファイルを削除してみると、エラーが出ることもなく消えた。

ところが、そうやって削除した wmm2ae.dll は、数秒後には復活するのだ。まるでゾンビだ。ひとしきり11個の dll ファイルを削除してはそれらが際限なく復活してくるのをみて楽しんでから(後でごみ箱を開けたらwmmXXX.dllファイルだらけになっていた)、検索して調べたやり方にしたがって Windowsムービーメーカーの削除をおこなうことにした。

1.まず、スタートメニューの 「ファイル名を指定して実行」 から、regsvr32 /u というコマンドで、Movie Maker の dll ファイルの登録を一つずつ解除する。 たとえば wmm2ae.dll であれば、「ファイル名を指定して実行」 に

regsvr32 /u “C:\Program Files\Movie Maker\WMM2AE.dll”

を入れて、OKをクリックする。11個の dll ファイルの中には、登録されていないので解除できなかったという趣旨の表示のあらわれるものもあるが、気にしなくてよい。

2.続いて、WindowsXP をセーフモードで起動して、Movie Maker のファイルとフォルダを削除する。My Documents にあるマイビデオのフォルダも、スタートメニューの 「すべてのプログラム」 にある Windowsムービーメーカーのリンクも、すべて削除する。

再起動して確認したところ、うまく削除できているようだ。ただし、Program Files に Movie Maker の空のフォルダが復活している。空になった棺桶だけどうやっても始末できずに残っているような気分になる。実用上の不都合がないのでもうかまわないことにしたが、もしかしたらそのうちに Movie Maker の中身も復活するのではという心配というか期待をしてしまった。

参考: mthr Blog+「Windowsムービーメーカーを削除する」 (2008年7月15日)