なくてはならないDropbox
ThinkpadX40にKNOPPIX6.2をインストールしてから、まずトラックポイントのスクロールを設定した。次にFlashplayerをインストールした。3番目にやったのが、Dropboxのインストールだ。
Dropboxというのは、複数のパソコンやOSのあいだで同一のフォルダを共有できるツールだ。一つのパソコンでDropboxのフォルダに何か変更を加えると、インターネットに接続を通じてほかのパソコンのDropboxフォルダが同期される。
たとえば職場と自宅で同じファイルを使って作業している場合、両方のパソコンにDropboxをインストールしておけば、そのファイルをノートパソコンやUSBメモリで持ち運ぶ必要がなくなる。職場のパソコン[1]のDropboxフォルダに保存したファイルは、自宅のパソコンのDropboxフォルダから取り出すことができる。インターネットに接続している自分のパソコンであれば、どのパソコンでも同じDropboxフォルダを開くことができるのだ。
WindowsパソコンでのDropboxのインストールと使い方は、ほとんど直感的にできる。アカウントを作ると、無料で2GBのフォルダが使えるようになる。ほかのユーザからの紹介で登録した場合は、250MB容量を増やしてもらえる。紹介したユーザの容量も増える。下のリンクはわたしからの紹介だ。まだ使っていない人がいたら、ここからアカウントを作ってDropboxをインストールしてみませんか。
Welcome to Dropbox!
KNOPPIXにDropboxをインストール
DropboxにはLinux版もある。UbuntuとFedoraなら、専用のインストールファイルがあるので簡単そうだ。KNOPPIXでは、多少手間はかかったが、以下のようにインストールすることができた。
1.dropbox.pyのダウンロード
~$ wget –no-check-certificate https://www.dropbox.com/download?dl=packages/dropbox.py
特にwgetコマンドでダウンロードしなければならないわけではない。dropbox.pyがダウンロードできればよい。検索すればdropbox.comで見つかる。同じような機能で別の名前のついたpyファイルを試してみるのもいいかもしれない。とりあえずdropbox.pyをホームディレクトリ/home/knoppixに保存した。
2.dropbox.pyの属性変更
~$ chmod 755 dropbox.py
dropbox.pyをdropboxコマンドとして使うために、実行可能にした。下のlsコマンドでchmodコマンド前後での属性の変化を確認しておくとよい。
~$ ls -l dropbox.py
3.dropbox.pyをdropboxコマンドに変更[修正a]
~$ su
~# mv dropbox.py /usr/local/bin/dropbox
ホームディレクトリのdropbox.pyファイルを/usr/local/binディレクトリへ移動し、さらにファイル名をdropboxに変更している。これがdropboxコマンドだ。保存場所は、必ずしも/usr/local/binである必要はない。コマンドのオプションを確認しておこう。
~$ dropbox help
4.Dropboxのインストール
~$ dropbox -i
これで小さなポップアップが開き、OKをクリックすると、Dropboxがダウンロードされて下のような「Welcome to Dropbox」の画面が出る。

すでにDropboxのアカウントがあるものとしよう。次の画面では、登録したEmailアドレスとパスワードを入れる。次に2GB Freeを選ぶ。最終的に「That’s It!」の画面になるので、「I want to choose where to put my Dropbox folder」を選んで、Dropboxフォルダの保存場所を確認する。デフォルトで/home/knoppix/Dropboxになっていたので、OKで完了した。
いつのまにかインストールされたGNOMEのファイルマネージャNautilus 2.28.1が起動する。もしかすると端末にNautilus関連のエラーが出るかもしれないが、気にしなくてよい。端末のプロンプトは[Ctrl]+[c]で返ってくる。しばらく様子を見るつもりだが、NautilusはKNOPPIXの標準のアプリケーションではないので、慎重に扱った方がいい。ただでさえNautilusは重いので評判が悪い。端末からDropboxフォルダを操作するのにこしたことはない。Nautilusをアンインストールして、PCManファイルマネージャにNautilusのリンクをつけて使うという方法もあるようだ。ただし、PCManではDropboxの右クリックメニューが出ないかもしれない。
5.Dropboxの自動起動[修正b]
# vi /etc/rc.local
viなどで/etc/rc.localファイルを編集し、末尾に次の一行を追加する。
/usr/local/bin/dropbox start
dropbox startだけでも動くはずだが、rc.localファイルにはコマンドのフルパスを書いておいた方がよろしいらしい。dropboxコマンドの保存場所によっては、行頭にsudoを付け足す必要がある。
以上の方法なら、たいていのDebian系のLinuxOSでも同じようにできそうだ。pythonが必要なので、インストールされていることを確認すること。
修正点
再起動後に様子が変化した。
a^ ホームディレクトリにbinというディレクトリができて、その中にdropboxコマンドができている。/usr/local/binのdropboxの方は、削除してもだいじょうぶそうだ。
$ which dropbox
/home/knoppix/bin/dropbox
つまり、はじめから/home/knoppix/bin/dropboxを作るのがのぞましい。実は参考にした記事にそう書いてあったのだが、ホームディレクトリにパスを通してもいいのかわからなくてそうしなかった。
さらにホームディレクトリの隠しファイルを表示すると、.dropboxとか.dropbox-distとかいうディレクトリができている。何度か探したときにはたしかに存在しなかったのに、いつできたのだろう。
~$ ls -a
b^ dropboxコマンドのパスに合わせて、/etc/rc.localファイルを訂正しなくてはならない。
# vi /etc/rc.local
……
/home/knoppix/bin/dropbox start
注
1^ 職場のパソコン
職場のパソコンもさまざまだろうが、わたしの職場では、管理者の権限を侵さないかぎり、仕事に有益なパソコンのカスタマイズは黙認されている。WindowsのパソコンでアプリケーションをProgramFilesにインストールするためには管理者権限が必要だが、DropboxはMyDocumentみたいなところにもインストールできるのだ。ただし、管理者がその気になればなんでもわかってしまうはずなので、あまりプライベートで重要なものを置くわけにはいかない。
参考サイト
Dropbox for Linux
Dropbox Forums
dropbox.comi以外にもさまざまなサイトの記事を参考にした結果、この記事で紹介しているようなやり方になった。どこかにまったく同じ方法が書かれていたわけではない。したがって、おかしなことをやっている部分がほかにもあるかもしれない。参考にする人は気をつけてください。

