Vimのコマンド履歴

2012年1月25日

Debian GNU/Linux 6.0.3 (squeeze)
Linux 2.6.32-5-686
GNOME 2.30.2
GNOME 端末 2.30.2
VIM – Vi IMproved 7.2[1]

Debianの端末でviのコマンドを実行すると、viよりも高機能とされるテキストエディタVimが起動する。Vimでファイルを編集するとき、端末のコンソールでは矢印キーで出せるコマンドの履歴が出せないのが大きな不満だった。しかしもちろん、Vimでもコマンド履歴は簡単に出せる。ノーマルモードでコマンドを入力するためにコロン “:” を打った状態から、[Page Up]キーを押せばいいのだ。ただし、viを終了すると履歴が消えてしまう。履歴を保存するやり方が別にあるのかもしれない。

Vimでコマンド履歴を出す方法をもとめてインターネットを検索すると、”q:” だとかコロンにCtrl-Fだとか書かれた記事がたくさん見つかる。しかし、どれもこれもうまくいかなかった。何かをさらにインストールしないといけないのではないかとか、Vimの設定ファイルvimrcを編集する必要があるのではないかとか、いたずらに妄想がふくらんでしまった。[Page Up]キーのことは、次の記事に書かれていた。

 コマンドライン履歴Vim documentation: usr_20.4

これはVimの日本語ユーザマニュアルの一部だ。このユーザマニュアルは上手に構成されていて、目的の情報がとても探しやすいので、Vimに関してはインターネットで検索をする前にこのユーザマニュアルにあたるのがよさそうだ。

Vimがクラッシュしたときにスワップファイルからリカバリーする方法も書かれていた。

 クラッシュからの復帰Vim documentation: usr_11

 クラッシュ後のリカバリーVim documentation: recover

昨日Vimがクラッシュしたとき、スワップファイルができていることには気がついたが、それをどうしていいのかわからなかった。開いてみたら何も書かれていなくてがっかりした。今度クラッシュしたら試してみたい。

今日は、作業のやり直しで同じコマンドを何度も打つのにすぐ飽きたので、コマンド履歴の出し方を検索しはじめたら、みつかるまでに2時間くらいかかった。コマンド履歴が出せるようになったので、Vimがますます好きになりそうだ。

ウィキペディアの記事「Vim」には、弱点として、「1行が長いと処理が非常に遅くなる」ことが挙げられている。大きめの文書(787Kバイト)で改行コードを一括削除するのはVimに対して乱暴なやり方だったと反省することにしよう。

 日本語ユーザマニュアル目次Vim documentation: usr_toc


1^ 実はvimではなくvim-tinyだった

私のDebianにはVimがインストールされていると思っていたのだが、実際のパッケージはvimではなく、vim-tinyだった。これもVimにはちがいないがコンパクト版だ。ホームディレクトリに.vimrcファイルがなかったり “dpkg -l vim” で確認するとvimがインストールされていないことになっていたりすることに、首をかしげたものだ。下のリンクの記事のように、”dpkg -l | grep vim” で検索すればよかったのだ。aptitudeでvim-tinyをアンイストールしてから、あらためてvimをインストールした。

vim 2:7.2.445+hg~cb94c42c0 Vi IMproved - enhanced vi editor vim-common 2:7.2.445+hg~cb94c42c0 Vi IMproved - Common files vim-runtime 2:7.2.445+hg~cb94c42c0 Vi IMproved - Runtime files

今度は、例の “q:” でもコマンド履歴の一覧が表示されるようになった。何よりVimを開きなおしたときに前のコマンド履歴が残っているのがうれしい。パワーアップしていたらもっとうれしいのだがどうだろう。

Vim/Debianへのインストール(Last-modified: 2011-12-26 Void of Knowledge)

追記 2012年1月26日 

2012年1月25日

GNOME端末のvi(Vim)が落ちた

2012年1月24日

DELL OptiPlex GX280 スモールミニタワー
Pentium4 2.40GHz
DDR2-SDRAM PC2-3200[DDR2-400] 512MB×2

Debian GNU/Linux 6.0.3 (squeeze)
Linux 2.6.32-5-686
GNOME 2.30.2

GNOME 端末 2.30.2
VIM – Vi IMproved 7.2

DebianのGNOME端末からテキストエディタviを開いて編集作業をしていた。編集していたのは、787Kバイトの日本語のテキストファイルだ。本一冊分の本文データ[1]青空文庫形式にしようとしていたのだ。その過程で6243行分の改行を一括削除[2]したら、フリーズして、そのまま端末が落ちた。作業中こまめに上書き保存をしたりはしていなかったので、2時間ほどの作業がそっくり無駄になってしまった。

端末エミュレータが落ちたのははじめての経験だ。今までは、同じような作業をするのに、同じパソコンのWindowsXPでTeraPadというテキストエディタを使っていた。TeraPadはまだ一度も落ちたことがない。それだけに、vi/GNOME端末の予想外のもろさにとまどっている。何かまずいことをしたのだろうか。頭の中にはこんな図式がうかんでしまった。

 信頼性の比較: TeraPad > vi/GNOME端末
  
 導かれる結論: WindowsXP > Debian GNU/Linux

とはいえ、こうした負荷のかかる作業をTeraPadにやらせると、実はスピードが落ちる。それもおそろしく落ちる。だから、TeraPad以外のテキストエディタなり編集ツールなりを必要としていることに変わりはない。これからもviで試行錯誤することにしよう。

vi特有の操作はなかなかおぼえられないが、今回インターネット上のコマンド解説[3]を見ながら作業してみて、少し手応えを感じた。同じ作業をやり直すだけなら、今度は1時間もかからないはずだ。


1^ 国文学研究資料館本文データベース検索システム「源氏物語(14巻)」/『源氏物語一』(山岸徳平校注 日本古典文学大系 14 岩波書店 1958年1月6日第1刷)
 
この検索システムは、メールでユーザ登録の申請をして許可がおりないと使えないのだが、たいへんすばらしい。岩波書店の「日本古典文学大系」の本文データベースが検索できるだけでなく、本文データ自体も入手できるのだ。この1月いっぱいで公開を終了するのでリンクは貼らない。4月に新システムを公開する予定とのこと。

2^ 改行コード “\n” を削除するのに、下の置換コマンドを使った。実行前に一回ずつ確認するオプション “c” がついているが、数回確認してみて大丈夫そうだったので、”y” ではなく “a” を答えて一括削除(置換)をした。viではコンソールとちがって同じコマンドでもいちいち入力しなくてはならないが、そのおかげでさまざまな置換をするのに何度も入力して、このコマンドを覚えることができた。

 
:%s/\n//gc
 

3^ viのコマンドについては、今回主に参照した下の記事をはじめ、インターネット上にたくさんのわかりやすい解説がある。コマンドをおぼえてviが使いこなせるかどうかは別の問題なのだ。
 
Vi入門


2012年1月24日

Tor+FoxyProxy(Debian)

2012年1月7日

環境:Debian 6.0.3(squeeze)
   Iceweasel(Firefox) 9.0.1
   Tor 0.2.2.35
   Vidalia 0.2.10
   FoxyProxy Standard 3.4

FoxyProxyというのは、プロキシ接続の設定を自分がアクセスするサイトによって自動的に切り換えることができる、Firefoxのアドオンだ。現在はIE用やChrome用もある。

FoxyProxyは、Torネットワークの接続にも利用できる。というより、Torとの併用がはじめから想定されている。なによりもすばらしいのは、Torネットワークでアクセスするサイトが指定できるということだ。それ以外のサイトを開くときには、Torが起動していてもTorネットワークは用いられない。

Iceweasel(Firefox)ブラウザでTorネットワークに接続するためのアドオンを、Torbutton[1]からFoxyPoxyに切り換えた。FoxyPoxyを利用したTorの使い方について私なりにまとめておこう。あくまでもBBCサイトのiPlayer動画を見るための設定なので、その程度の匿名性しかないことに注意していただきたい。

Torbuttonのアンストール

ショートカット[Ctrl+Shift+A]で[Add-ons Mnager]>[Extensions]。Torbuttonの[Disable]をクリックして、Iceweaselを[Restart now]。完全に削除するなら[Disable]のかわりに[Remove]。

FoxyProxy Standardのインストール

[Add-ons Mnager]>[Get Add-ons]。右上のサーチボックスで “FoxyProxy” を検索。FoxyProxy Standardがみつかったら、[Install]>[Restart now]。FoxyProxy Basicとまちがえないこと。Basicにはプロキシ接続の自動切換機能がついていない。

FoxyProxyの基本設定

設定画面を開く。どこから開くのかわからなければ、Iceweaselの[Add-ons Mnager]>[Extensions]から、FoxyProxy Standardの[Preferences]。設定画面が出たら、「モード選択」で「定義済みのパターンと優先度を基にプロキシを利用する」を選んでおく。

Torで接続するサイトの設定

[ファイル]>[Torウィザード]。「Tor と Privoxy を併用しますか?」という質問に[併用する]をクリックする。「Privoxy が監視するポート番号を入力してください。わからなければそのままで構いません。」と書かれた画面があらわれ、ボックスにははじめからポート番号「8118」が入っている。そのまま[OK]すると、[プロキシ設定]の画面が出る。リストにはすでにGmailが入っている。

Privoxyというのは、通信の匿名性を高めるためにTorと組み合わせて使えるツールのようだ[2]。Debianにもインストールできるが、私は導入していない。

BBCサイトの追加

[新規パターンを追加]で、Torネットワーク経由でアクセスするサイトにBBCを指定する。「パターン名」は自由につけてよいので「BBC」にした。URLパターンには「 http://*bbc.co.uk/* 」。「URLの包含と排除」には「ホワイトリスト」を選択。「パターン内容」には「ワイルドカード」で、[OK]をクリックする。

Torの動作チェックページの追加

同様に、Torの動作がチェックできる次のページを新規パターンに追加した。

 TorProject-Check https://check.torproject.org*
 TorCheck at Xenobite.eu http://torcheck.xenobite.eu/*

Gmailの削除

GmailへのアクセスにはTorを使用しても問題ないようだ。というより、それが通信の匿名化のために望ましいからこそはじめからリストに入れてあるのだろう。電子メールを検閲している国は少なくない。Gmailの通信内容はSSLという方式で暗号化されているので、Torの出口サーバで読み取られる心配はない。それでも私には必要がないので、リストから削除した。

Gmailの行をクリック >[選択を削除]。

以上のリストは、後からいくらでも編集できる。[OK]をクリックして[プロキシ設定]の画面を閉じる。

プロキシ設定の確認

はじめの設定画面[FoxyProxy Standard]の[プロキシ]タブを開くと、「Tor」と「既定値」という2つのプロキシがあるはずだ。「既定値」というのは、自分のアクセスするURLが先ほど設定したTor用のURLに一致しない場合に適用される設定だ。それぞれの行を選んだ状態で[選択を編集]することで、詳細な設定ができる。

「既定値」のプロキシ設定の確認

「既定値」>[選択を編集]>[プロキシ詳細]で、「直接接続(プロキシなし)」が選ばれていることを確認する。

「Tor」のプロキシ設定の確認

「Tor」>[選択を編集]>[プロキシ詳細]で、「手動プロキシ設定」が選ばれていることを確認する。私の設定は次の通り。

  Host or IP Address: 127.0.0.1  ポート: 9050
  SOCKS プロキシ?(要チェック): SOCKS v5

なお、VidaliaのControlPort設定は次の通り。

  Address: 127.0.0.1 : 9051

動作の確認

VidaliaからTorを起動している状態で、先ほどホワイトリストに入れた動作チェックのページを開いてみると、Torネットワークに接続していることが確認できるはずだ。

TorProject-Check(Are you using Tor?)

  Congratulations. Your browser is configured to use Tor.

TorCheck at Xenobite.eu

  Your IP is identified to be a Tor-EXIT.
  So you are using Tor successfully to reach the web!

 
おもな参照記事:
How to watch Hulu and BBC iPlayer outside US or UK (14 Jan 2009 KaiserSoze)
Torproject.org Blocked by GFW in China: Sooner or Later?(Posted June 21st, 2008 by Anonymous in china Torproject.org)


[1]^ 

Torbuttonについて

前の記事でインストールしたTorbuttonは、TorProject公式のTor/Firefox用ソフトだが、近く廃止される見通しだ。Torbuttonの解説によれば、Torbuttonの開発がFirefoxのバージョンアップのスピードについていけないとのことだ。また、Torブログの記事To Toggle, or not to Toggle: The End of Torbuttonでは、一般ユーザがTorbuttonからTorネットワークに接続した状態でむやみにサイトにログインしてしまう危険性についても開発者が懸念している。

Tor Browser Bundleについて

TorProjectでは、Firefox+TorbuttonのかわりにTor Browser Bundleを勧めている。これは、Torネットワークに接続するために専用のブラウザを使うという方法だ。前の記事にはそれを試してみてはどうかと書いたが、このTBBには根本的な問題があるかもしれない。それは、動画が見られないということだ。TorProjectのFAQに次のように書かれていた。

There is no Flash in TBB!
Flash is currently not safe to use for a variety of reasons. We are working on making it possible to use Flash via TBB, but it isn’t ready yet. (doc/TorFAQ – Tor Bug Tracker&Wiki

I can’t view videos on YouTube and other Flash-based sites. Why?
……The Tor Browser Bundle does not work with Flash or other plugins by design. If you wish to run these plugins over Tor, you need to install Tor and configure your own instance of Firefox.Torbutton FAQ

その後TBBがFlashに対応した可能性もあるので、そのうちにためしてみることにしたい。

TorbuttonオプションとFoxyProxyの脆弱性について

Torbuttonには、既定の設定よりもセキュリティを高くしたり低くしたりできるオプションがあった。動画を見るためにあえて “crucial” と表示されている既定の設定を解除して、ブラウザのプラグインを有効にしたのだ。しかし、FoxyProxyにはそういう機能がない。BBCのサイトにアクセスすれば、ふつうに動画を見ることができる。TorとFoxyProxyだけの組み合わせにはほかにもそういった不用心が伴うので、注意しておかなければならない。要するに、TorbuttonとちがってFoxyProxyには匿名化のための機能がない。そして、URLによってTor接続と通常接続を切り換えられるというFoxyProxyの利点がそのままTorの匿名性を損なっているのだ。

While FoxyProxy is a nice idea in theory, in practice it is impossible to configure securely for Tor usage without Torbutton. Like all vanilla third party proxy plugins, the main risks are plugin leakage and history disclosure, followed closely by cookie theft by exit nodes and tracking by adservers (see the Torbutton Adversary Model for more information). However, with Torbutton installed in tandem and always enabled, it is possible to configure FoxyProxy securely (though it is tricky). Since FoxyProxy’s ‘Patterns’ mode only applies to specific urls, and not to an entire tab, setting FoxyProxy to only send specific sites through Tor will still allow adservers (whose hosts don’t match your filters) to learn your real IP. Worse, when sites use offsite logging services such as Google Analytics, you will still end up in their logs with your real IP. Malicious exit nodes can also cooperate with sites to inject images into pages that bypass your filters. Setting FoxyProxy to only send certain URLs via Non-Tor is much more secure in this regard, but be very careful with the filters you allow. For example, something as simple as allowing *google* to go via Non-Tor will still cause you to end up in all the logs of all websites that use Google Analytics! See this question on the FoxyProxy FAQ for more information. (Torbutton FAQ

Flashクッキーの無効化について

FlashプラグインにはLSOといわれるクッキーの機能が備わっている。サイトを開くとその情報がクッキーでパソコンに保存されるように、Flashの動画を見ると情報がLSOで保存される。LSOの情報量はふつうのクッキーよりも大きく、しかも有効期限がない。あえてTorで動画を見るのなら、望ましい習慣を身につけるためにも、クッキーのブロックNoScriptによるJavascriptの禁止、AdblockPlusによるフィルタリングなどに加えて、LSOも無効化してみよう。

全体的な設定は、Adobeのサイトでできる。Setting ManagerのGlobal Storage Settings panelで、情報を保存するためのディスク容量を「なし」にする。ふだん動画を見るのにその設定では不都合を感じるかもしれない。たとえばLSOが有効になっていると、iPlayerの動画が前にアクセスしたときに見た続きから再生されたりするのだ。そういう場合には、動画の画面上での右クリック>「設定」から、個別に設定ができる。BetterPrivacyというIceweasel(Firefox)のアドオンを使うのもよさそうだ。

JavaScriptの無効化について

NoScriptでiPlayerページのJavaScriptを禁止していると、次のようなメッセージが出て、動画が再生されない。

 To play or download Sherlock – Series 2 – 1. A Scandal in Belgravia you need to enable JavaScript. How?

しかたがないので、JavaScriptを有効にしてからページをリロードして動画を見ることになる。TBBでFlash動画が見られないようになっているのも無理はない。それを見られるようにするというのがどういうことなのか、興味をひかれる。


[2]^ 

Privoxyについて

Privoxyというのは、通信の匿名性を高めるためではなく、速度を上げるために使われるようだ。PrivoxyよりもPolipoの方がが速くなるとして、TorProjectではPolipoを推奨している。(2012年1月14日)

Why do we need Polipo or Privoxy with Tor? Which is better?


2012年1月7日

BBCの「Sherlock」をTorで見る(Debian)

2012年1月4日


 
BBCのテレビドラマは、BBCサイト内のiPlayerで一定期間公開されている。ただし今のところはイギリスの視聴者限定だ。そこでTorというソフトを使うと、ipアドレスをイギリスのものに変化させることにより、日本からでもBBCの番組が見られる。その方法をまとめておこう。

 環境: Debian 6.0.3(squeeze)
     Iceweasel(Firefox) 9.0.1
     Tor 0.2.2.35
     Vidalia 0.2.10
     Torbutton 1.4.5.1(17 Dec 2011)

TorとVidaliaのインストール

 
 (rootで) # aptitude update
 # aptitude install tor tor-geoipdb vidalia
 

もしもこれらのTor関連のパッケージが見つからないとしたら、/etc/apt/sources.list というファイルを編集する必要があるかもしれない。Tor ProjectサイトにあるDebianへのインストールの手引きによれば、まずsources.listに次の1行を書き加える。

 
 deb http://deb.torproject.org/torproject.org squeeze main
 

その上で、gpg keyを入手するために次の2つのコマンドを実行する。

 
 # gpg –keyserver keys.gnupg.net –recv 886DDD89
 # gpg –export A3C4F0F979CAA22CDBA8F512EE8CBC9E886DDD89 | sudo apt-key add -
 

しかし、そんなことをしなくてもaptitudeでインストールすることができた。sources.listに “contrib” と “non-free” が書き足してあるからかもしれない。

Debian リポジトリの追加 contrib non-free」(2011年03月 リナックス LINUX 初心者の会)

vidaliaをインストールしようとすると、端末に「パッケージの設定:vidaliaを設定しています」という画面があらわれる。<了解>するには、[右矢印キー]から[Enter]だ。

次に3択の画面になるので、私は “Permanent takeover” を選んでおいた。後から変更したくなったら、次のコマンドで「パッケージの設定」の画面が出る。

 
 # dpkg-reconfigure vidalia
 

Vidaliaがインストールされると、GNOMEパネルの[アプリケーション]>[インターネット]にメニューが追加される。

Vidaliaが起動すると、パネルにアイコンが出て、そこから操作できる。

Torbuttonのインストール

Torbuttonは、WebブラウザIceweasel(Firefox)のアドオンだ。Iceweasel(Firefox)でTor ProjectサイトのページTorbuttonを開く。
“install from this website” というリンクから、直接インストールできる。

Iceweaselを再起動すると、ツールバーにTorbuttonがあらわれる。VidaliaでTorを起動するだけでなく、TorbuttonでもTorのステータスを有効にする。TorbuttonなしではTorが動作しなかった。

実はTor Projectでは、このように既存のIceweasel(Firefox)にTorbuttonをインストールするやり方ではなく、Tor専用ブラウザのTor Browser Bundleを使うやり方を推奨している。今のところはTorbuttonを使うやり方も可能だということらしい。私はTorをインストールした後からそれを知ったので、Torbutton式のやり方をしている。この記事を読んでいる人がこれからTorをインストールするのなら、Tor Browser Bundleを試してみるとよいだろう。Tor専用Firefoxのバージョンは、最新ではないかもしれない。

[追記:Tor Browser BundleではFlash動画が見られない可能性がある。2012年1月7日]

[追記:Tor Browser BundleでもFlash動画を見ることができた。Aurora(Firefox)へのFlash Playerのインストールは少しやっかいだ。次のリンク先の記事にやり方が書いてある。How to watch videos restricted in your country using Tor and portable Firefox (explained for BBC iPlayer videos) 2012年1月15日]

出口サーバの選択

Cherie Hurwitzという人のブログの記事のStep2、Step2aにあげられているサイトで、Torで使うイギリスのサーバを見つける。つながらないサイトが多いが、順にためせばどれかがつながる。Tor Projectのホームページから “TorStatus” も開いてみよう。

たとえば、torstatus.blutmagie.deというサイトにつながった(重めなので注意)。サイトを開くときにIceweasel(Firefox)から “This Connection is Untrusted” という警告が出たので、”I Understand the Risks” で[Add Exception],[Confirm Security Exception]を順にクリックした。”Parmanently store this exception” のチェックは一応外した。

torstatusのサイトはどれも同じような体裁だ。さまざまな国旗マークのついたTorサーバがランダムに表示されている。ページ下部にある “Custom/Advanced Query Options” から、サーバを絞りこむ。

“Require Flags” にある “Exit” の項目を、Yesにする。
“Advanced Search” に3つの入力欄があるので、順に “Country Code”,”Equals”,”GB” とする。3つ目の “GB” は自分でタイプする。

[Apply Options]をクリックすると、イギリスの国旗のついたサーバだけが表示される。その中から、自分の使いたいものを3つ選び、サーバ名(Router Name)をひかえておく。”Unnamed” と表示されたサーバがあるかもしれないが、それはサーバ名ではないので選ぶことはできない。

Vidaliaの設定

Debianのホームディレクトリには、torとvidaliaの隠しディレクトリができている。確認しておこう。

 
 ~$ ls -a
 

.vidaliaディレクトリにあるtorrcという設定ファイルを編集して、さきほど選んだ3つのサーバ名を記入する。Vidaliaの[設定]>[詳細設定]>[Torの設定ファイル]という手順ではtorrcが開けなかったので、端末から開く。

 
 ~$ gedit .vidalia/torrc
 

そこに次の2行を追加して保存する。

 
 StrictExitNodes 1
 ExitNodes knokno,debdeb,ubunbun
 

“knokno,debdeb,ubunbun” というのは架空のサーバ名なので、そこに自分の選んだ3つのサーバ名を代入する。

Torbuttonの設定

[設定]>[Torbutton設定]>[セキュリティ設定]を開く。
“Disable plugins during Tor usage (crucial)” のチェックを外す。
こうしないと、次のようなエラーメッセージが出て、iPlayerの動画が見られない。

 You need to install Flash to play …… Download the Flash player now.

Iceweasel(Firefox)の設定

[Edit]>[Preferences]>[Advanced]>[Network]>[Settings(Connection)]を開く。
“Mannual proxy configuration” が選ばれていることを確認する。この設定はTorがうまく動作しないときに確認するくらいでよさそうだ。なお、変更するにはTorbuttonをオフにして行う必要がある。

Vidaliaの異常動作

たとえばもしもVidaliaがパスワードを要求してきたとしたら、何か異常がおきていると考えられる。Torのプロセスを停止させてから、VidaliaでTorを再起動する。Torのプロセスの確認と停止の確実な方法については、次の記事にまとめられていた。

VidaliaでTorネットワークに接続できないトラブルに遭遇した場合の対処法」(2010年2月19日 黒猫Linux日記)

Torの動作チェック

Are you using Tor? (torproject.org)

設定がうまくできてTorが動作していれば、上のリンクのページを開くと次のメッセージが表示される。

 Congratulations. Your browser is configured to use Tor.

Torが動作していなければ、次のメッセージが出る。

 Sorry. You are not using Tor.

IPアドレスとロケーション(国名)のチェック

IP Address Locator

セキュリティ上の注意点

こうして、イギリスのサーバをTor通信の出口とすることで、イギリスのipアドレスが利用できるようになった。注意しておきたいのは、自分で選んだイギリスのサーバにかぎらずTorの出口サーバでは、通信内容が暗号化されないということだ。つまり、出口サーバで通信内容を傍受することが可能なのだ。だから、自分のパソコンのセキュリティ対策についてよくわからなければ(私がまさにそうだ)、Torを使用しているときにログインの必要なサイトにアクセスしたり、重要なメールを送ったりしてはならない。ウィキペディアの記事「Tor」にこの問題についての説明も書いてあった。

 
おもな参照記事:
Using BBC iPlayer, Spotify or Hulu internationally” (2010年5月10日 Cherie Hurwitz)
Debian/Ubuntu Instructions“(Tor Project: Anonymity Online)


Network Managerについての注意点

もしやTorをインストールすると、gnomeパネルからNetwork Managerのアイコン(nm-applet)が消えてしまうのだろうか。

network-manager-gnomeをいったんpurgeしてインストールし直すことでアイコンは復活したが、ネットワーク接続が何もない状態になっている。Network Administration Tool(システム>システム管理>ネットワーク)やgnome-network(アプリケーション>システムツール>ネットワーク・ツール)には、ネットワークの接続情報が出ている。Network Managerをどうやって設定しなおしたらよいのかがさっぱりわからない。インターネットには問題なく接続できるので、しかたなくそのままにしてある。

無線LANで接続していてnm-appletがないと不便だったりする場合には、よく調べてからTorをインストールした方がいいかもしれない。

追記 2012年1月15日

2012年1月4日

近況 2012.01.03

2012年1月3日

雪の深い町に住んでいる。実家で正月を過ごして戻ってきたら、自分の駐車スペースに50cmほどの雪が積もっていた。道路には消雪パイプや流雪溝がなく、車が通れなくなるので道路に雪を出してはいけないことになっている。駐車スペースの雪は、道路沿いの壁ぎわまで10mほど運ばなければならない。1時間ほどかかって雪除けをした。昨年の正月休み明けには2m近く積もっていたそうなので、それにくらべればこれでもずいぶんましなようだ。

雪除けをすると一時的に体が暖かくなるが、しばらくすると汗が冷える。実家は台所や居間に石油ストーブがあって暖かかっただけに、年末よりも部屋が寒く感じられる。それでこの冬はじめて電気ストーブを出してみた。400Wでかなり快適になった。

2012年1月3日

実家XPパソコンのDebian化始動

2012年1月2日
   
DELL OptiPlex GX280 スモールミニタワー
プロセッサ : Pentium4
 メモリ : DDR2-SDRAM PC2-3200[DDR2-400] 512MB×2
  OS : WindowsXP Professional SP3
  発売 : 2005年2月
  購入 : 2008年8月

実家のデスクトップパソコンのOSをDebianに切り替える準備をはじめた。

このデスクトップパソコンは、2008年に中古で購入したものだ。まだ調子よく動いている。2014年にはWindowsXPのセキュリティ更新プログラムのサポートが終了する。それまでに壊れたらWindowsの新しいOSの入ったパソコンを買うかもしれないが、そうでなければこのパソコンを使い続けたい。WindowsのOSだけアップグレードしたりはしたくない。古い機種にWindowsの新しいOSを入れたら、今までは感じなかった不満だって出てきそうだ。

というわけで、2014年以降はDebianでいこうという目標を立てた。実家のパソコンはふだん高齢の両親が使用しているので、ちょっとしたユーザーインタフェースの変化でも大きな障害になる。一方で、両親が必要とするアプリケーションは限られている。今からDebianの環境を整えながら、時々両親にDebianを紹介して慣れてもらうのがよさそうだ。

OptiPlex GX280スモールミニタワーというパソコンは、とても図体が大きい(42.5×18.1×44.7cm, 12.7kg)。それだけにHDDを2つ取り付けることができる。増設した3.5インチHDDにDebianを入れた。手軽なデュアルブートだ。電源スイッチを入れて何もしなければWindowsXPが起動するという設定にしてある。

ちょっとやっかいだったのはブートローダの設定だ。grub2を単純に1stHDD(WindowsXP)のMBRにインストールすると、2ndHDD(Debian)をオフにしたりDebianをアンインストールしたりした場合に、WindowsXPまで起動しなくなってしまう。grub2がWindowsXPのブートローダを上書きしてしまうからだ。かといってgrub2を2ndHDDのMBRにインストールすると、1stHDDをオフにでもしないかぎり、grub2が作動してくれない。その点、ThinkPadのウルトラベースHDDを使ったマルチブートは具合がよかった。ウルトラベースがついているとウルトラベースHDDのgrub2、ウルトラベースがついてなければ本体HDDのWindowsのブートローダが作動するのだ。

試行錯誤をへて、現在WindwsXPにgrub4dosというブートローダを置いて様子をみている。電源を入れたら最初にWindowsXPを起動するかgrub4dosをロードするかを選択する。grub4dosをロードしたら、さらにDebianのブートローダgrub2のチェインロードを選択するという仕組みだ。手間がかかるが、母親によれば、電源を入れてから起動するまでただ待っているよりもおもしろいとのことだ。

grub4dosのmenu.lstを編集すれば、grub2を介さずに直接Debianを起動させることもできる。しかし、いくつかの記事を参照したところでは、grub2をチェインロードする方が好ましいとされていた。私もそれで異存がない。3回もメニューを選択する手間を省きたかったら、grub4dosのデフォルトのメニューをgrub2にし、grub2のデフォルトをDebianにした上で、両者のタイムアウトを0秒に設定すれば、最初にgrub4dosを選択するだけでDebianが起動するはずだ。

Debian JP Project クイックダウンロード&インストール

2011年1月2日

DebianにUSBハードディスクをマウント

2011年10月24日

DELL OptiPlex GX270 Small Desktop
Debian 6.0.3 (squeeze)
Linux 2.6.32-5-686
GNOME 2.30.2
Nautilus 2.30.1
/dev/sda6 ext3
/dev/sdb1 HPFS/NTFS

ファイルマネージャのNautilusでUSB接続の2ndハードディスクを読み込もうとしたら、こんな表示が出た。

その場合、以下のように端末から2ndハードディスクのパーティションをマウントすれば、ファイルマネージャからでも操作ができるようになる。

$ su

rootになる。

# fdisk -l

マウントするパーティション名の確認。/dev/sdb1だった。

# cd /media

作業をおこなうディレクトリに移動。なお、/mediaのかわりに/mntでも同じことができる。

/media# ls

/media内にあるデイレクトリの確認。以下同様に、ディレクトリを作ったり移動したりしたらとりあえずlsで確認する。

/media# mkdir sdb

/dev/sdb1をマウントするディレクトリの作成。名前はsdbでなくても、たとえばusbhddでもだいじょうぶだった。また、はじめから/media内に存在するusbとかusb0とかのディレクトリを利用してマウントすることもできた。それどころか、floppyというディレクトリにマウントすることもできた。なお、既存のディレクトリを利用する場合、それらがマウントされていない(空である)ことをlsコマンドで確認してからやった方がいいかもしれない。

/media# mount /dev/sdb1 /media/sdb

/dev/sdb1を/media/sdbにマウント。

/media# ls sdb

/dev/sdb1がマウントされていることを確認。あとはファイルマネージャでも操作できる。

/media# umount sdb

/dev/sdb1のアンマウント(マウントの解除)。2ndHDDを取り外すような場合に必要なコマンド。ファイルマネージャからはアンマウントができなかった。

2010年10月24日

手作りアルコールストーブ

2011年10月2日


ここに、煙草の灰皿にしたらちょうどよさそうな寸づまりの空き缶がある。実はこれは原始的なストーブ(コンロ)なのだ。なぜかこのところやたらと山歩きがしたい。そろそろ寒い季節なので、休憩したときに温かいものが飲み食いできるように、手頃なストーブもほしい。それでストーブについて検索していて、手作りアルコールストーブの存在を知った。これは発泡酒「麦とホップ」のアルミ缶をニッパーとはさみとカッターで切って作った、手作りストーブの記念すべき第1号だ。われながら切り口がぶかっこうだ。作り方は、「river side family アウトドア&自作」の記事にならった。燃料のアルコールはホームセンターで売っていた。500mlのケンエー燃料用アルコールが約300円だった。それではアルコールを注いで点火してみよう。


暗がりに妖しく青い炎があがっている。部屋を暗くして撮影したわけではなく、炎がよく見えるようにフラッシュを焚かずに撮ったらこうなってしまった。まだデジタルカメラがなかなか思うように扱えない。ヤカンに1リットルほどのお湯を沸かそうとしているところだ。ところが待てど暮らせどお湯が沸かない。しばらくすると燃料を使い切ってストーブの火が消えてしまうので、そのつどアルコールを注ぎ足して火をつけなおさなくてはならない。このとき、火が完全に消えていることをよく確かめてからアルコールを入れないと、たいへんなことになりかねない。結局、目分量で100ml弱(約60円相当)のアルコールを注ぎ込み、30分もたったころに沸騰した。ヤカンはお湯が沸騰すると音が鳴るしくみだ。室温は20℃ほどだった。


沸かしたお湯でインスタントコーヒーを入れてから、インスタントラーメンを作ることにした。ふだん家でラーメンを作ることはまずない。麺類なら蕎麦かうどんかスパゲッティだ。しかし、山で食べるインスタントラーメンはうまい。カロリーが不足なら餅でも入れればいいのだ。ラーメンを3分ゆでる程度のアルコールはまだストーブに残っているようだ。市販のアルコールバーナー(トランギア)なら、蓋をかぶせて火を消したり、蓋をしめて余ったアルコールをとっておいたりすることもできるようだが、この自作ストーブは、途中で火を消すことができないし、燃料も使い切らないといけない。


苦労して沸かしたお湯は、もったいなくて捨てられない。スープに入れなかったゆで汁もあとで全部飲んだ。アルコールストーブを実用化する上で重要なのは、風防と五徳だと思われる。五徳というのは鍋を乗せる台座のことだ。それらがうまく機能しているかどうかで、お湯の沸く時間や燃費が大きく違ってくるはずだ。今回は室内なので風防は必要なかったが、どうもヤカンの位置が高すぎたようだ。百円ショップの園芸コーナーでみつけた高さ15cmのスチール製植木鉢台にヤカンを載せてみたのだ。その点、トランギアのストームクッカーというセットはとても評判がいい。ただ、アルコールストーブの取り柄である軽さと小ささからすると、ストームクッカーでは大きすぎるような気もする。アルコールストーブの作りについていえば、青い炎が勢いよく上がればとりあえずオーケーではないだろうか。

強風の巻機山

2011年9月4日

山歩きは小雨にかぎるとまではいわないが、小雨もいいものだ。山の天気予報によれば今日(2011年9月3日)は小雨っぽかったので、巻機山(まきはたやま)に登ってきた。

→国土地理院地図

井戸尾根コースから避難小屋を通って稜線に出たところに、「巻機山頂」と書かれた標識がある。ところが、そこは本当の頂上ではないらしい。そこで道が左右に分かれている(分岐点)。まずは左の道を割引岳(われめきだけ)へ向かった。途中の稜線が風の通り道になっていた。あまりの風の強さに一歩も進めず、両手を地面についた姿勢で強風をやりすごさなければならないことが何度もあった。割引岳の山頂(1930m)も、風が強くて立っていることができなかった。

「巻機山頂」の標識まで戻ってから、今度は牛ヶ岳(うしがたけ)へ向かう。少し行ったところに小さなケルン(石を積んだ山)があった。そこで止まったのは、風があまりにも強かったからだ。地面に這いつくばって強風をこらえた場所にケルンがあったのだ。そこから道は下りになっており、割引岳の稜線とちがって完全な吹きっさらしだ。しかも牛ヶ岳はまだずっと先なので、あきらめて引き返すことにした。帰宅してから調べてわかったことだが、そのケルンのあたりが巻機山の最高点(1967m)らしい。引き返すにあたっては、風がやや弱くなるところまでの10メートルかそこら、尻をついた姿勢で移動しなければならなかった。それを誰かが見ていたら何と思ったことだろうか。

桜坂駐車場に下りたころには雨がだいぶ弱くなり、車を出したところで日が射してきた。風は吹いていないし、雲のあいだからは青空も見える。まるでトールキンの「指輪物語」に出てくるカラズラス(Caradhras)という山のエピソードみたいだ。

コースタイム

06:50 桜坂駐車場 出発               
  ─ 井戸尾根 ─ 避難小屋 ─ 分岐点 ─ 割引岳 ─ 分岐点   
    ─ ケルン ─ 分岐点   
    ─ 避難小屋 ─ 井戸尾根 ─
13:30 桜坂駐車場 到着 (合計 6時間40分)  

デジタルストップウォッチの時計が雨に濡れて機能しなくなったため、途中の時刻が記録できなかった。

高低図

電子国土ポータルの地図の縮尺を最大にして、点線で表示されている登山道をなぞって等高線ごとの距離を計測し、コースの高低図を作ってみた。距離の計測ができる電子国土ポータルの地図は、国土地理院のサイトの地図から開くことができる。グラフ(平滑線の散布図)は、MicrosoftExcel2010で作った。いいかげんなものだが、同じ要領でほかの山やコースの高低図も作って比較してみるといった使い方をするならば、それなりの参考にはなると思う。
cross_sectional_map_makihata

巻機山高低図 2011年9月3日

稜線の風速

立っていられないくらいの強さの風の平均風速は、25m/s以上らしい[→風の強さと吹き方]。あらためて「登山天気」のサイトで巻機山の稜線部(高度2000m付近)の風速を見ると、2011年9月3日15時の予測値は19.9m/sとなっていた。かなりの強風だ。巻機山で誰にも会わなかったのは、強風が予測されたのでみんな登山を中止したということなのだろう。

フェーン現象

風速が1m/s増すごとに体感温度は1℃下がるらしい。そして、標高が100m高くなるごとに気温は約0.6℃下がるといわれている。巻機山はふもとの集落よりも1300mほど高いので、気温は8℃ほど低くなる。仮にふもとの気温が28℃だとすれば、稜線部の気温は20℃。そこで風速20m/sの風を受ければ、体感温度は0℃まで下がることになる。しかし、実際にはそこまで寒いとは感じなかった。風を通さない雨具を着ていたせいもあるかもしれないが、もう1つの理由として、たまたま今日の新潟県は台風12号の影響でフェーン現象に見舞われており、たとえば新潟市で37℃という猛暑日だったほどなので、巻機山の稜線部を吹き抜ける南東の風がそもそも暖かかったということもあるのだろう。

天気図2011年9月3日

天気図 2011年9月3日9時
天気図は気象庁のサイトの実況天気図にもとづく。

2011年9月4日

近況 2011.08.20

2011年8月20日

煙草をやめた。煙草に金がかかりすぎると以前から思っていた。
1人暮らしであまり外食をしないわたしの1ケ月の食費がおよそ1万5千円なのにたいして、煙草代はおよそ1万2千円だ。
8月と同時に休暇(ただしほぼ無給)に入ったのを機に、手持ちの煙草が切れても吸わずにいられるかどうかちょっとためしてみたら、うまくいった。
かつて、あらかじめ1ケ月と期間を決めて、実験的に禁煙したことがある。そのときには煙草をやめるつもりがなくて、ただそれをきっかけに本数を減らしたいとは思っていた。1ケ月の禁煙には成功したが、そのあとの本数のコントロールには失敗した。知り合いのなかには、煙草(ホープ)を1日に数本吸えば十分だといううらやましい人もいる。わたしの場合かんたんには本数を減らせないということがわかったので、当分煙草を吸うつもりはない。もしも将来税制が変わって1箱150円くらいまで値下がりしたら(現在マイルドセブン・オリジナルは410円)、あるいは煙草の栽培や流通が自由化されたら、そして、そのときにまだわたしがピンピンしていたら、喜んで喫煙を再開することにしよう。

煙草のやめ方:

煙草を吸わないことに決めても、最初の2、3日は無性に煙草を吸いたくなることがある。とくに自宅でくつろいでいるときに、強烈な衝動におそわれる。それをやりすごすうえで一番効果的だったのは、わたしの場合、眠ることだった。


そうこうしているうちに、煙草を吸わずに1ヶ月がすぎた。
煙草代の支出を切りつめることができたのは大きい。わたしの基本的な考え方は、なるべく支出を少なくして、その分働く時間を減らしたいというものだ。ここ5年ほどは、実験的に長時間(つまり人並みに)働いている。いまのところは仕事自体がそれなりに楽しいので、大きな不満はない。それでも、今回煙草をやめるのに成功したことで、より少なく働くという本来そうあるべき生活への道が開けたという手応えを感じる。3年後になるのか5年後になるのかわからないが、ぜひ、最小限しか働かない生活を実現したいものだ。
(2011年9月1日) 

飲み会で、煙草を1本もらって吸った。マイルドセブン・スーパーライト(6mg)。とてもうまかった。
(2011年9月11日) 

2011年8月20日